『おかしなおかし』作: 石津 ちひろ
絵: 山村 浩二
出版社: 福音館書店
絵本レビューと、娘と一緒に読んでみた感想です。
『おかしなおかし』のおすすめまとめ
絵本の情報
- 作: 石津 ちひろ
- 絵: 山村 浩二
- 出版社: 福音館書店
- 発売日: 2013年05月25日
- サイズ:22×21cm / 24ページ
- 対象年齢:2歳から
スポーツセンターに集まって、楽しく運動する”おかし”たち。だじゃれのような韻を踏んだ文章でリズミカルに描かれています。表情豊かなおかしたちが可愛い!
読んでみた
娘が2歳のとき、保育園の自由に読める本棚で出会った絵本です。
その本棚の絵本は毎月更新されています。
この絵本が入ってから娘は毎日帰る前に本棚に立ち寄り、『おかしなおかし』を読んでからじゃないと帰りの用意(上着を着たり靴を履いたり)をしなくなりました。笑
大好きな味のおかしを探そう
いちばん最初に登場するのは「まんじゅう」。
あんこが好きな娘に、まんじゅうはあんこが入っているおかしだよ、と伝えると喜んでいました。(※あんパンや、あんトーストをよく食べていたので、娘にとってあんこは、パンと一緒に出てくる黒くて甘いやつ、でした。
「くさもち」「プリン」「カステラ」「アップルパイ」など、いろんなおかしが登場するたびに、「これ、あんこ入ってる?」と確認しながら読みました。
食べたことないおかしに興味津々
まだ2歳なので、食べたことがないおかしもたくさん出てきました。
のどに詰まるのが心配な「くさもち」、食べてみようと思いつかなかった「こんぺいとう」や「ごまもち」など。
気になるおかしに指差して「これは?」と名前を知りたがっていました。
今度食べてみようね、と伝えると嬉しそうにしていました。
表情豊かなおかしたち、どんな気持ちかな?
テニスをしているマシュマロとマドレーヌ。
マシュマロのするどいスマッシュを受けきれなかったマドレーヌの表情をみて、「このこ、びっくりしちゃった」とマドレーヌの気持ちについて考えていました。
喉が渇いてお水が飲みたそうなクラッカーが登場すると「えんえんしてる」と心配そうでした。
表情豊かなおかしのお顔を見て、どんな気持ちか想像していました。
だじゃれのような、韻を踏んだ文章が楽しい。
「まんじゅう」が「じゅうなんたいそう」していたり、「ちからもち」な「くさもち」がバーベルを上げていたり。
全体の文章が、韻を踏んだリズムカルな言葉遊びになっています。
口に出すと気持ちが良いです。
読み聞かせていると音で覚えて、娘も一緒に文章を口に出しながらページをめくっていました。
コメント