『ぐるぐるちゃん かくれんぼ』文・絵: 長江 青 出版社: 福音館書店
絵本レビューと、娘と一緒に読んでみた感想です。
『ぐるぐるちゃんかくれんぼ』おすすめまとめ
- 1歳でも楽しめる、やさしいかくれんぼです。
- 「かくれんぼ」で遊ぶのが楽しくなります。
- 作者はミナ ペルホネンの創立スタッフ長江青さん
- ちぎり絵がかわいいです。
絵本の情報
- 文・絵: 長江 青
- 出版社: 福音館書店
- 発売日:2018年04月05日
- サイズ:19×19cm
- ページ : 24ページ
リスのぐるぐるちゃんとおとうさんが、公園でかくれんぼして遊ぶおはなしです。
読んでみた
娘が1歳の頃に図書館で出会った絵本です。
表紙を見せたら反応が良かったので、借りて読んだら大ヒット。
借りた本を返却の後、改めて購入しました。
その年の、ナンバーワンといえるほど繰り返し読みました。
こどもが見つけやすいところに隠れる、おとうさんの親心に共感
おとうさんが隠れるシーンでは、葉っぱの中からおとうさんの目と耳が見えています。
おとうさんは、ぐるぐるちゃんが見つけやすいところに、そっと見守るようにかくれているのです。小さい子と公園でかくれんぼするなら、こんなかくれかたになりますね。
ぐるぐるちゃんのおとうさんの、親心に共感です。
ぐるぐるちゃんも、絵本を読んでいる娘も、すぐにおとうさんを見つけることができました。
娘はこのシーンの見開きページが大好きで、「ここ!ここ!」と、勢いよくおとうさんの隠れているところを指差していました。
数回読んだら、絵本を開いただけで「ここ!」と、まだ隠れていないおとうさんを指差すようになってしまいました。笑
大興奮で、とっても楽しく読むことができました。
かくれんぼが楽しくなります。
絵本を読むついでに、超簡単なかくれんぼをして遊びました。
1歳の娘がおに.ver
- 娘の隣に座って母が「いち、に…」、と、数を数える
- 母は数を数えながらバスタオルを頭からかぶる
- 10まで数えて「もう いいよー!」と言ったらスタート!
- 娘おにが母を発見する。
(「ここー!」と勢いよく母の頭上のバスタオルをめくる!)
母がおに.ver
- 母が「いち、に…」と数えている間に娘がバスタオルをかぶる
- 10まで数えたらスタート!
- 心配してる感じで「どこかなぁ」と言いながら、
バスタオルの上からなでなでしたり、
こちょこちょする(娘大爆笑) - 良い感じのタイミングで母おにが娘を発見する。
(「ここー!」と勢いよく娘の頭上のバスタオルをめくる!)
いないいないばあに近い、ほぼ隠れてない(笑)かくれんぼです。
かくれんぼのシーンのセリフを言いながらかくれんぼすると喜んでくれました。
頭からバスタオルをかぶるだけなのですが、我が家ではとても盛り上がりました。
ちぎり絵がかわいい。作者はミナ ペルホネンの長江青さん。
娘はエリック・カールさんの絵本が好きです。
切ったり貼ったりして描かれたタイプの絵が好みなのかな?と思って探していた時に、図書館で目にとまったのが『ぐるぐるちゃん かくれんぼ』でした。
『ぐるぐるちゃん かくれんぼ』は、”紙に絵具でモチーフを描いてから、ちぎり絵にするという方法”(※1)で描かれているということで、カッターで切っていくエリック・カールさんのティッシューペーパー(※2)より、形の輪郭がふわふわして優しいです。
緑の葉っぱのなかにピンクのお花が咲いていたり、てんとう虫がいたり。かわいらしい穏やかな世界が描かれています。
作者の長江青さんは、ミナ ペルホネンの創業スタッフの方。鳥バッグのデザインを手がけた方ですね。
余談ですが、私は大学生時代の頃Ku:nelという雑誌が大好きで購読していました。そこに長江青さんの記事が掲載されていたのを思い出しました。
ミナ ペルホネン立ち上げの頃のエピソードについて、なんてドラマチックなんだろうと憧れの気持ちを抱いて読んだ、あのインタビューの長江青さんの絵本!と、当時を懐かしく思い出しました。
まとめ
- 1歳でも楽しめる、やさしいかくれんぼです。
- 「かくれんぼ」で遊ぶのが楽しくなります。
- ミナ ペルホネンの創立スタッフ長江青さんに描かれた、ちぎり絵がかわいいです。
おまけ
『ぐるぐるちゃん かくれんぼ』は、ぐるぐるちゃんシリーズの3作目です。
娘は圧倒的にかくれんぼが大好きでしたが、他の2冊も楽しく読みました。
『ぐるぐるちゃん』文・絵: 長江 青 出版社: 福音館書店
『ぐるぐるちゃんとふわふわちゃん』文・絵: 長江 青 出版社: 福音館書店
※1:出典→長江青「モノづくりを愛着心で考える」|マウジン
※2:参考→エリック・カールの制作手法②「はらぺこあおむし」の作り方|PLAY! MUSEUMとPARK
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