『よるのねこ』
作・絵:ダーロフ・イプカー
訳:光吉 夏弥
出版社:大日本図書
絵本レビューと、娘と一緒に読んでみた感想です。
『よるのねこ』のおすすめまとめ
絵本の情報
『よるのねこ』
- 作: ダーロフ・イプカー
- 訳: 光吉 夏弥
- 出版社: 大日本図書
- 発行:1988年3月
- 公式ホームページ掲載の対象年齢:4歳から
ねこが夜の散歩にでかけます。楽しい夜を過ごして、朝、自分の家に帰ってくるまでを描いた絵本です。
読んでみた
小さい子にもわかりやすい鮮やかな色
部屋に置いておいたら、娘はまだ0歳でしたが興味をもちました。
鮮やかではっきりした色合いの絵だからか、ページをめくると目で追っていました。
物語の理解はさておき、娘は0歳のときにこの本に出会ってから、2歳の現在まで何度も繰り返し本棚から持ってきては眺めているので、絵に魅力を感じているんだなあ、と思っています。
動物と植物がいっぱい!たっぷり絵を観察できます。
2歳になり、0歳の頃から比べると絵本から読み取れる情報が増えましたし、興味を持っていることをこちらに伝えてくれる方法も増えました。
知っている動物や植物、色の名前を指差しながら伝えてくれます。
夜の鶏小屋のシーンを読みながら、娘とした会話。
こっこちゃん(にわとり)、みんなねんねしてるね。
「この子とこの子、ねんねしてない」
目が開いているにわとりを指差して教えてくれました。
たくさん並んでいる鶏のなかで、目を開けている鶏が2羽いました。
よく絵を観察しているなあと思いました。
「ねこの目」で夜を散歩する、素敵な体験。
“人間の見ている暗い夜”と”猫の目で見る明るい夜”がページをめくるごとに繰り返されながら、画面が移り変わっていきます。
まるで、猫と一緒に夜の散歩をしているようです。
人間にとっては真っ暗で何も見えない夜だけど、猫には昼間のように鮮やかに見えている、ということがわかりやすく表現されています。
「にゃーにゃは夜でもよく目が見えるんだよー」
「へー」
という反応はありましたが、この内容を理解するのは確かにまだ2歳には難しそうです。
公式の対象年齢も4歳からになっていますし、私がこの絵本に出会ったのも小学生の頃でした。
もう少し成長して、さらにいろいろなことを読み取れるようになったらどんな感想をもつのか、引き続き注目していきたいです。
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