『はじめてのおつかい』【感想】5歳の大冒険!ハッピーな読後感と、色鉛筆の日常風景が魅力的な絵本。

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『はじめてのおつかい』作:筒井 頼子 絵:林 明子 出版社:福音館書店
絵本を読んだ娘の様子と、母親目線の私の感想です。

『はじめてのおつかい』のおすすめまとめ

  • ドキドキな展開からハッピーエンド!
    和やかな気持ちになれる読後感です。
  • 色鉛筆で描かれた「日常の風景」が魅力的です。
  • 小さい子にもわかりやすい身近なテーマです

絵本の情報

『はじめてのおつかい』

  • 作:筒井 頼子
  • 絵:林 明子
  • 出版社:福音館書店
  • 発売日:1976年03月01日
  • サイズ:20×27cm
  • 公式ホームページによる対象年齢:読んであげるなら3才から / 自分で読むなら小学低学年から
あらすじ
あらすじ

5歳の女の子「みいちゃん」が、初めて一人でおつかいに行くお話です。

お母さんに頼まれた牛乳、ちゃんと買ってこれるかな?

『はじめてのおつかい』 作:筒井 頼子 絵:林 明子 出版社:福音館書店
我が家の『はじめてのおつかい』は1976年発行の初版です。

私が子供の頃に読んでいた『はじめてのおつかい』。
娘が生まれたので、現在の家に実家から送ってもらいました。
部屋に置いておいたら、当時1歳の娘が興味をもち、2歳になった今も「これよんで」とよく持ってくる絵本のひとつになりました。

読んでみた

主人公を応援したくなる!お店屋さんまでの大冒険。

自転車に驚いたり、転んだり、他のお客さんに気おくれしてしまったり…。次々と訪れる試練を、ひとりで乗り越えていく主人公、みいちゃん。

ぽっぽ
ぽっぽ

2歳になった最近の娘は、みいちゃんの表情を見ながら「がんばれー」と応援しています。

ネタバレですが最後は、みいちゃんに向かってお母さんが歩いてくる場面で終わります。この場面を見ると、娘はほっと安心するようです。

ハッピーな気持ちで読み終えることができるというのも、娘がこの絵本を読みたがる理由のひとつだと思います。

色鉛筆で描かれた「日常の風景」が魅力的です。

優しい絵ですが、風景がとてもリアルです。
家の中でお母さんが家事に追われているごちゃっとした感じ。
すれ違った自転車のスピード感。
お店の人を呼んでも誰も出てこなくて、たくさんの物にまぎれてポツンと待つ心細さ…

ぽっぽ
ぽっぽ

みいちゃんが歩いていく道は、前のページから次のページへ風景が続いていきます。

「さがしています」の張り紙で探されている猫が町の中を歩いていたりもします。
ずっと絵をみているだけでも楽しいです。

風や匂いも感じられるような質感の絵は、カラーインクの上から色鉛筆で塗るという方法で描かれているそうです。(※1)1
物語と絵の雰囲気がぴったりです。

『はじめてのおつかい』 作:筒井 頼子 絵:林 明子 出版社:福音館書店
物語のエピローグのような裏表紙の絵。すりむいた膝を手当てしてもらって、足をおかあさんのお膝にちょん、と乗っけているみいちゃんがかわいい。

小さい子も日常で体験している、お買い物の話

0歳の頃から、抱っこ紐やベビーカーに乗せた娘を連れて、暮らしに必要なあれこれをお買い物してきました。

ぽっぽ
ぽっぽ

そんな日常の体験から、「これはお買い物がでてくる話らしい」ということは1歳の頃の娘にも理解できたようです。

お買い物は知っているけど「おつかい」はもちろん未体験の年頃。
想像しやすくなるかな?と、保育園の年長組さんのお友達のお名前を出して、〇〇ちゃんぐらいのお姉さんが一人でお買い物行くんだって!と伝えながら読んでいます。

まとめ

『はじめてのおつかい』 作:筒井 頼子 絵:林 明子 出版社:福音館書店
  • ドキドキな展開からハッピーエンド!
    和やかな気持ちになれる読後感です。
  • 色鉛筆で描かれた「日常の風景」が魅力的です。
  • 小さい子にもわかりやすい身近なテーマです
  1. 参考:“児童図書ミニ・データ館 林明子さん、自身を語る。” (※1) ↩︎

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